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株における格言

今回は、5月になったということで、有名な株の格言「Sell in May」のような株における格言について紹介していきたいと思います!

1.Sell in May

冒頭で紹介した「Sell in May」ですが、これは、1月~6月は株式市場は上昇傾向にあり、6月からは株式市場が下降傾向にあることから生まれた格言です。

実際に株価は、6月以降に軟調になりやすい傾向にあるが、必ずしも6月以降は株式市場は下降するといういうものではないようです。

2.落ちたナイフは掴むな

落ちたナイフは掴むなは、ナイフ(株価)が急落中は危ないから掴もうとせずに床に落ちてから掴もうというものです。

自身で良いと思っている銘柄が急落した際にすぐには掴みにいこうとせず、底を打って安全な状態で買うようにしようという格言になります。

3.デッド・キャット・バウンス

デッド・バウンス・キャッツは、「死んだ猫」でも高いところから落とせば、地面に当たって跳ね上がるという意味であります。

株が下落状況にある銘柄であっても底まで落ちれば、好材料等が無くても反発して多少は上昇することを言います。

4.相場は相場に聞け

相場は相場に聞けは、相場は人が考えている通りには動いてくれないため、相場の動きに従ったほうが良いというものです。

どんなに自身で良いと良いと思っている相場でも実際に相場の動きを読むことは難しく、自身の考えだけにこだわらず、相場の動きに合わせて動いたほうが良いというものです。

5.Buy the  rumor, Sell the fact

Buy the rumor Sell the factは日本語訳をすると「噂で買って事実で売る」という訳であり、株は買い材料の噂が出た際に買っておき、事実として発表された際には、売った方が良いというものであります。

株は買い材料の事実でなくても噂の段階から株価が上昇する傾向にあり、事実として発表された際には株価が下落するということは多々ある場面であります。

6.強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福の中で消えていく

この格言は、強気相場は市場が総悲観となった時が強気相場の出発点になりやすい。

市場の先行きに懐疑や警戒感がある時には相場は徐々に回復していきやすい。

警戒感が無くなり、楽観的な相場の時には、すでに相場は天井に近づいている。

市場が強気相場で、幸福的な状況である時には上昇局面の終わりは近い。

という意味になります。

この格言は相場の動向を分かりやすく表した格言であり、市場の悲観的なムードの時こそ、その市場のムードに流されることなく、強気相場の始まりと考えて、相場を冷静に観察することが重要であることを表しております。

7.株を買うより時を買え

この格言の株というのは、銘柄を買うことを言っており、銘柄選びをするよりも銘柄を売買するタイミングの方が重要であることを表した格言になります。

どんなに自身で良いと思っている銘柄であっても相場の状況やタイミングが悪ければ必ずしも上昇するとは言えないため、銘柄でなく売買するタイミングの方が重要であると感じる格言になります。

8.押し目待ちの押し目なし

株価が上昇中にある株が上昇途中で一旦下がり、また、そこから上昇していくことを押し目と言い、押し目の際に株を売買しようと考える人は多くいます。しかし、押し目を待って売買しようとする銘柄ほど、押し目がないまま株価が上昇する様子を表した格言になります。

投資家のあるあるの様子を表した格言であり、投資家であれば一度は経験したことがある状況ではないでしょうか?

9.売り買いは腹八分

この格言には、2つの意味があると言われております。

一つ目は、株を売買する際には、底値で買って、最高値で売ろうというような考えは持たない方が良いという意味であります。似たような格言で、「頭と尻尾はくれてやれ」という言葉があり、欲を出し過ぎずに腹八分で取引を行うようにしようというものであります。

2つ目は、資産の全部を株に投資するのでなく、腹八分の余力のあるところで投資を行おうという意味です。

稀に「今この株は上昇傾向だから、全財産を投資してここまで上がれば売る」と考えて、そこからズルズルと株が下がって‥という方もいますので、あくまで投資は余剰資金で行うようにしましょう。

10・もうは未だなり、未だはもうなり

この格言は、もう株価が下落して底のはずだと思うときには、まだ下落する可能性がないかを考えなさい。

逆に株価がまだ下がるのではないだろうかと思うときには、もう底値に近い株価でないかを反省しなさいという意味であります。

投資家の心理をよく表した有名な格言の1つであり、自身の心理的な判断で株の売買を行うのは危険であるということを表した格言になります。

11.人の行く裏に道あり花の山

こちらの格言も有名な格言の一つであり、株で利益を手にするには、他人とは異なった売買を行わなければいけないという意味になります。

トレンドで上がり始めている株を買うのではなく、トレンドに反した株を買うというような発想が大事であるというものであります。

似たような格言に「麦わら帽子は冬に買え」という格言があり、こちらは季節外れのものは安く買うことができるという格言もあります。

12.下手なナンピンはすかんぴん

この格言にある「ナンピン」ですが、この言葉は株の戦術の一つの言葉であり、株を購入した際に下落して売れなかった際に更に株価が下がった時にこの株を購入し、株の平均取得単価を下げて、売りやすい状況を作るというものであります。

この格言で表しているのは、ナンピンしてその後に株価が上がれば、問題はありませんが、さらに株価が下がった際にナンピンを繰り返すことになり、最後には自身の資金が底をついてしまう(すかんぴん)になるというものであります。

株は売るのが難しいと言われており、自身でルールを決めて株価がこのラインまで下がったら、損切すると決めるのが大事であります。

 

上記の格言以外にもたくさんの格言がありますが、今回は12個の紹介で終わらして頂きたいと思います。

格言の一つ一つを見ると人間の心理を表した格言が多く、感情や思い込みで株を買うのではなく、堅実に相場や株を分析して買うことが株で利益を出すための行動なのだということがよく分かりますね!

また、別の機会に他の格言も紹介したいと思います!

それでは!

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